モール広告のROASをAI分析で改善する手順|Amazon広告・楽天RPP
Amazon広告や楽天RPPを出していても、「ROASが上がらない」「どの広告を止めればいいか分からない」という悩みはよく聞きます。この記事では、モール広告のROASをAIによる分析で改善する手順を、実際の支援で使ったやり方に沿って説明します。
ROASとは何か、どこまで上げればよいか
ROASの計算
ROASは「広告から生まれた売上 ÷ 広告費 × 100」で計算します。広告費1万円で売上が3万円なら、ROASは300%です。
ROASだけを見ると判断を誤る
ROASが高くても、粗利率が低い商品なら利益は残りません。反対に、粗利率が高い商品なら、ROASが低めでも利益が出ることがあります。ROASは「広告費を引いたあとの粗利」とセットで見ることが大切です。
ROASが上がらない3つの理由
データがモールごとに分かれている
Amazonと楽天では管理画面もレポートの形も違います。別々に見ていると、どの商品に広告費を使いすぎているのかが分かりません。
キーワードと入札を「なんとなく」決めている
売れていないキーワードに入札し続けている、または売れているキーワードの予算が足りていない、という状態はよくあります。どちらも数字を並べないと気づけません。
見直しが続かない
一度調整しても、売れ方や競合は毎週変わります。忙しくて見直しが止まると、ROASは少しずつ下がっていきます。
AI分析でROASを改善する手順
手順1:売上と広告のデータを1か所に集める
まず、モールごとの売上、広告費、広告経由の売上を、同じ形の表にまとめます。商品ごとの原価や手数料も入れておくと、粗利まで計算できます。
手順2:AIで広告を「止める」「伸ばす」「様子を見る」に分ける
まとめたデータをAIで分析し、広告やキーワードを3つに分けます。
- 止める:広告費のわりに売上が少なく、粗利も残らないもの
- 伸ばす:ROASも粗利も高いのに、予算が足りず表示が減っているもの
- 様子を見る:データが少なく、まだ判断できないもの
人が手で表を見るより、組み合わせの多いデータでも早く漏れなく分けられるのがAIの強みです。
手順3:提案を人が確認してから反映する
AIが出した提案は、そのまま反映せず、担当者が確認してから入札や予算を変えます。セール前や在庫が少ない商品など、データだけでは分からない事情があるからです。
手順4:週ごとに数字を見て見直す
変更したら、翌週に結果を確かめ、また調整します。この「分析 → 確認 → 反映 → 見直し」をくり返すことで、ROASの改善につなげやすくなります。
実際の支援で出た結果
株式会社MoreChoiceの運用支援で、この手順を使った結果です(社名は非公開)。
指標 支援前 支援後 Amazon広告のROAS 320% 580%(最高月) 楽天RPPのROAS 約200% 約400%運用支援の実績として、月商1,451万円(前年同月比+15.5%)の例もあります。いずれもAIによる分析をもとに運用を見直した結果です。同じ結果が必ず出ることを約束するものではありません。
この分析をツールにしたのがEC Choice AI
上の手順のうち、データを集める、粗利を計算する、変化に気づく、という部分は毎回同じ作業です。そこで、この分析の手順をツールにしたのがEC Choice AIです。
- モールをまたいだ売上を一画面で見える化
- 広告費込みの粗利を自動で計算
- 数字の変化をアラートで通知
- AIの改善提案(担当者が承認してから反映)
データのまとめ方はECのデータ連携の記事、売上の見える化は売上の見える化の記事でも解説しています。
AI分析を使うときに気をつけること
データの期間をそろえる
比べる期間がずれていると、AIの分析も正しく出ません。セールの週とふだんの週を混ぜて比べると、広告の良し悪しを見誤ります。比べるときは、同じ長さで、同じような条件の期間を選びましょう。
原価と手数料を入れておく
売上と広告費だけでは、ROASは計算できても利益は分かりません。商品ごとの原価、モールの手数料、送料まで入れておくと、「ROASは高いが利益が残らない広告」を見つけられます。
AIの提案をうのみにしない
AIはデータにある傾向から提案します。新商品の発売、在庫切れの予定、セールの企画など、データに表れていない事情は人が補う必要があります。提案を確認してから反映する運用にしておけば、思わぬ予算の使いすぎを防げます。
一度に変えすぎない
入札、予算、キーワードを同時に大きく変えると、どの変更が効いたのかが分からなくなります。効果の大きそうなものから順に変え、結果を確かめてから次に進むと、学びが残ります。
よくある質問
広告費が少なくてもAI分析は使えますか
使えます。ただ、データが少ない広告は「様子を見る」に入りやすく、判断に時間がかかります。まずは売上の大きい商品の広告から分析すると効果が見えやすくなります。
Amazonと楽天のどちらから始めるべきですか
売上と広告費が大きいモールから始めるのがおすすめです。同じ手順をもう一方のモールにも広げられます。
まとめ
- ROASは粗利とセットで見る
- 上がらない原因は、データの分断、なんとなくの入札、見直しが続かないこと
- AIで「止める・伸ばす・様子を見る」に分け、人が確認して反映し、週ごとに見直す
- この手順をツールにしたのがEC Choice AI
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EC Choice AIのFreeプランは1モールで、クレカ不要で始められます。有料プランはStandard 月¥9,800(税別)、Premium 月¥24,800(税別)です。
