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楽天市場の利益は、手数料の種類とRPPを分けて見る
楽天市場は、月額の出店料、システム利用料、ポイント原資、アフィリエイト、決済、RPPの広告費が別々にかかります。販売手数料に見える率だけを比べると、手元に残る額を誤ります。このページでは、入れる費用の種類、RPPの見方、損益分岐の式、EC Choice AI での見え方をまとめます。
利益の計算に入れる費用
楽天市場の費用は、売れたときだけかかるものと、店舗を開いているだけでかかるものに分かれます。商品ごとの広告後粗利には、売上に比例する費用と1個あたりの物流を入れ、月額の出店料は店舗全体で別に見ます。
- 月額の出店料。プランで金額が違い、売上に比例しません。商品1個の比較には混ぜません。
- システム利用料。プランと、パソコン・モバイルで率が変わります。
- ポイント原資、アフィリエイト経由の報酬、取引の安全性・利便性のためのシステム利用料、楽天ペイの利用料。売上や決済に比例します。
- 送料無料で出す場合の送料と梱包。価格の低い商品ほど、利益率への影響が大きくなります。
- RPPの広告費。検索連動でクリックされた分だけかかり、商品ごとに差が出ます。
ここに料率の数字は書きません。プラン、カテゴリー、決済手段で変わるうえ、改定されます。計算の前に、最新の料金表で確認してください。
広告はRPPを商品ごとに見る
楽天市場の検索連動型広告がRPPです。検索結果などに商品を出し、クリック課金です。店舗全体のROASだけを目標にすると、利益率の低い商品に広告費が残ることがあります。
RPPの広告費は、商品まで紐づく形で持つのが確実です。紐づかない費用は、売上比で按分するしかなく、その場合は概算だと分かる形で扱います。ポイント倍率やクーポンの店舗負担は、セール期間だけ実質の値引きになるため、その期間の損益分岐も上がります。
損益分岐の式
- 広告前の利益 = 販売価格 − 原価 − 販売価格 × 手数料率 − 送料・梱包・物流
- 広告前の利益率 = 広告前の利益 ÷ 販売価格
- 損益分岐のACoS = 広告前の利益率
- 損益分岐のROAS = 1 ÷ 広告前の利益率
- 広告後の利益 = 広告経由の売上 × 広告前の利益率 − 広告費
手数料率には、システム利用料に加えて、ポイント、アフィリエイト、決済など売上に比例する費用をまとめて入れます。月額出店料は率に混ぜません。広告前の利益率がゼロ以下なら、RPPのROASを上げても広告では利益が増えません。
1商品で試すなら、広告の損益分岐計算に価格・原価・手数料率・送料を入れます。販売個数と広告費まで入れる概算は、広告後粗利の計算です。どちらも登録不要で、入力はこのブラウザの中だけで計算します。
AI分析の結果として確認した例
AI分析の結果、楽天RPPのROASが約200%から約400%になった例があります。店舗名は出していません。※数字は運用支援での実績の例です
セールの有無、商品、競争で結果は変わるため、同じ改善になることを約束するものではありません。自店の境目は、下の式か計算ツールで出してください。
EC Choice AI での見え方
EC Choice AI では、商品マスタで SKU・ASIN・JAN をひも付けると、モールごとの売上を同じ商品として集計します。粗利は、売上から登録した原価と、モールごとに設定した手数料率を引いた額です。
広告費を取り込んだ期間だけ、粗利から広告費を引いて広告後粗利にします。広告費が無い期間は未確定と出し、確定のゼロにはしません。商品まで紐づかない広告費は、割り当て先のモールを決めるか、モールの売上比で按分した概算として扱います。
送料は粗利には入れず、貢献利益の経費ルールで別に見ます。広告の入札や出稿そのものは操作しません。数字の根拠は、取り込んだ注文と広告費です。
よくある質問
- RPPの目標ROASはいくつですか?
- 一律の目安はありません。広告前の利益率の逆数が、その商品の損益分岐ROASです。利益率が低い商品は、見た目のROASが高くても赤字になります。
- 楽天のシステム利用料は何%ですか?
- プランとデバイスで変わるため、このページには書きません。楽天市場の最新の料金表で確認してください。
- ポイントとアフィリエイトは手数料に含めますか?
- 売上に比例して店舗が負担するなら、手数料率にまとめて入れます。入れ忘れると、広告にかけてよい上限が甘く出ます。
- EC Choice AI はRPPの入札を自動で変えますか?
- 変えません。楽天RPPの広告費はCSVで取り込み、入っている期間だけ粗利から引いて広告後粗利にします。
